イノシシ被害は半端ではありません

鹿背山倶楽部の10月度活動報告です。

今月のメーンイベントは、親子里山農業体験の「稲刈り」でした。前日までの悪天候で稲刈りの田んぼがぬかるんでおり、参加者は悪天苦闘の様子でした。
今年のイノシシの被害は半端ではありません。従来の柵囲いではなかなか防げなかったところから、波板トタンで畑の周りを囲む対応をしました。
昨年から植え始めたマコモダケは今年は大豊作となりました。

10月5日
「親子農業体験」イベント「稲刈り」を行いました。一般参加の方9家族29名、会員及びその家族27名、総勢56名の参加となりました。
開会前に安全確認のため、会員で田に潜む蛇等の追い出しを実施。マムシが一匹捕獲されました。
現地でのカマの使い方や刈り取り方法の説明のあと、木津川市からお借りした稲刈り用のカマを使い、親子でちょっとぬかるむ田に入り、順次刈り取りを進めました。
参加人数が多かったため、稲刈り、稲の束ね、稲のハザカケ等手際よく進み、午前中には無事終了することができました。皆さんご苦労様でした。
昼食後、会員は大根の第2回目の種まき(3畝)とトンネル設置、ゴーヤ棚の解体と網の整理、その後の耕転と施肥等行いました。
ザリガニの捕獲数は27匹でした。なかなか減りません。

10月12日
当日の朝確認できたことですが、イノシシが電柵の中に入り込んだようで、会員二人の畑が大きく荒らされていました。田に段差があり電柵の隙間が少し広くなっている所から侵入されたようで、補修を行いました。
畑作業は残っていた箇所の畝立てを行い、玉ねぎ、ほうれん草、白菜等を植えるための準備をしました。大根畝は施肥を行い、残っていたトンネル掛けを行いました。
来週以降の猪対策に向けて必要となる竹を切り出し、杭に使うためのカット作業を行いました。
午後からは鹿背山創造社環境班の方(地元の竹ネットの方が中心)と今年度の観察池をまわり、整備の仕方や今後の役割分担等話し合いました。
サリガニの捕獲数は大きい個体2匹、小さい個体が7匹、合計9匹で一桁になりました。捕獲が進んだ結果なのか、池の水が冷たくなって泥の中に潜り込んでしまったのか。もう少し様子を見ることにします。

10月19日
今週も、電柵の隙間からイノシシ(うり坊?)が入り込んで里芋畑等荒らしたようです。電柵下の隙間を少しでも狭くするために、市道沿いの電柵の下に竹を敷きました。
ハザカケ中の稲が一部落下していたため、周囲をひもで囲い落下防止措置を行いました。
白菜苗を購入し2畝+αに植え、上にトンネル掛けをしました。
ザリガニは大きい物のみ7匹の捕獲でした。

10月28日
この日の重要な作業として、下の畑のイノシシ対策を行いました。波板トタンで周囲を囲み、竹杭とテープを使いそれらを固定しました。イノシシの目線からは中の様子は見えないと思いますので安心して今後の植え付けができそうです。
中央サイト横にある畑では大根の間引きと施肥、玉ねぎ用植え付けに向けて穴あき黒マルチを設置しました。玉ねぎは来週植える予定です。
ビオトープは泥上げ及び水路整備、水の出口の竹を針金で補強しました。
お土産は先日から荒らされてしまい地表へ出てしまっていた里芋、マコモダケ(今年は豊作です)、大根の間引き菜、それにカラスに食べられる前にと渋柿(焼酎で甘柿にもできますし、干し柿にもなります)を摘み取りました。
ザリガニの捕獲集は7匹でした。一部の池では捕獲は0になりましたが、別の2か所でまだ潜んでいるようです。

 

10月の活動記録

稲刈り開始前集合写真(10/5)

稲刈りの様子(10/5)

稲刈り後の田で(10/5)

大根畝のトンネル掛け(10/12)

電柵の点検整備(10/12)

稲の落下防止のため縛る(10/19)

猪に荒されたサトイモ畑(10/19)

猪対策の囲いが完成(10/26)

ビオトープ作業(10/26)

渋柿の収穫(10/26)

 

11月の活動予定
◆11月9日に「親子農業体験」イベントとして、刈り取った稲の「脱穀作業」を行います。会員の方も多数参加下さい。
◆脱穀作業当日は作業のための準備があります。会員の方は9時半に集合して下さい。

 

10月度の活動参加者
10月の活動参加者は以下のとおりでした。
大坪、加藤、田渕、中川、西田、西村、福井、前田、松尾、宮園(伸)、マシュー、松浦&ご家族、宮地&ご家族、清水&ご家族、坂上、木下、塚倉、山村でした。