鹿背山倶楽部の9月度活動報告です。
今年の鹿背山での農作業は前代未聞のトラブル続きでした。9月最終週まで対応作業をつづけ、なんとか10月初旬の稲刈りを迎えることができました。
会員の皆様、ご苦労様でした。
9月6日
この日から夏時間は終わり、朝10時から午後も一定時間までの作業となりました。ちょっと日差しも弱まりました。
前日に通過した台風の影響で田には水が入り、水路にも水が少し戻ってきました。ただ台風の風の影響のせいか、餅米田の稲は半数ほど倒れ、水につかってしまいました。このままでは腐ってしまい、、収穫できそうにありません。倒れている稲を起こし、3~4束単位で紐で縛り、独立して立つようにしました。
餅米は赤米やうるち米に比べて丈が長く倒れやすいので、今後に備え、倒れていない稲も含め全て縛ることとしました。
畑では次の栽培に向け、耕運機をかけました。また電柵下及び駐車場の入り口付近の草刈りも行いました。
9月13日
電柵で囲んでいたにも関わらず、田んぼの中が大変な猪被害となってしまいました。前週の台風の風で倒れた餅米の田の稲を起こして3~4束づつ束ねていましたが、餅米の田んぼ、隣のうるち米の田んぼにも猪が侵入し、運動会でもしたのか、大半の稲が倒されてしまっていました。田んぼには、先週以来の雨で水は十分に入っており、このままでは稲刈りもできません。当日の参加メンバーで稲起こしをしました。餅米は前週に続き、二度目の作業になりました。
この夏の日照りによる水不足もあり、稲穂にしっかり実が入っている状況ではありませんが、それでも稲刈りは行なおうと確認し合いました。稲刈りに向けてハザ架け用の竹を切り出し、準備を始めました。
田んぼの新たな猪対策として、侵入したと思われる個所にあぜ板を埋め込み竹杭で補強しました。これからの様子を見て抜本的な対策を考える必要があります。合わせて、電柵の電源バッテリー等を調べてみましたが、蓄電部分のコードが切れていることが分かり仮補修しました。昼間にソーラー電池が稼働している間は良いのですが、夜間には通電しておらず、猪対策ができていなかった可能性があります。
広場横にある畑では畝立てを行いました。ここでも再度の猪侵入の形跡がありました。侵入口と思われる個所を塞ぎました。
草刈りは電柵周囲を重点的に行い、ビオトープ整備も行いました。
しばらくザリガニの罠揚げしていませんでしたが、この日罠をあげてみると34匹の捕獲となりました。小さい型のものが多く、最近の雨で泥からはい出してきたのかもしれません。
9月20日
この日は曇り空。これまでの暑い日がやっと終わりはじめ、ちょっと涼しい風も入るようになりました。
今年の稲は日照りによる水不足、台風や猪による倒稲被害などが重なり、あまり収穫が見込めそうにありません。しかし一般から募集した農業体験参加者ご家族の方々に稲刈りを体験頂きたいと考えています、幸い、赤米は無事に成長しており、総合的に判断して、イベントとしての稲刈りは行う事としました。
この日はハザ架け用の竹(横竹・支柱)を準備しました。
秋のじゃがいもを3畝に60個植え付けました。草刈り、ビオトープ整備も継続して行っています。
9月27日
稲刈り実施の1週間前となりました。当日の準備作業に追われました。刈った稲穂を束にしてくくる紐、ハザ架けの支柱のセット、田んぼのあぜの草刈りや入水の水止めなどを行いました。またイベント広場及び市道脇もきれいに草刈りしました。
畑では大根の種まきを行いました。2畝、約60本分の種を直まきしました。
この間仮補修をしていた電柵用の蓄電池の補修を行いました。13日におこなった侵入箇所への畝板設置と夜間の通電確保で猪の侵入はこの間防げています。
また駐車場脇の畑では、トタン板で囲んでいる箇所の上からの侵入対策として、ネットで囲む対策を施しました。
9月の活動記録
(準備があるので会員の方は9:30までに集合下さい。)









