鹿背山倶楽部ニュース 第131号
休耕田の土壌改良などをおこなう
やっと訪れた穏やかな春の日差しに包まれて、鹿背山倶楽部第120回活動(その2)が3月28日(土)に16名の参加で行なわれました。
前回3月14日(120-1)の活動は冷たい雨にたたられ、参加も4名と低調でした。この日は新しく倶楽部の活動拠点となった鹿背山小学校(分校)跡倉庫の鍵の取り扱い方法を市職員の方に教えていただき、午後からはシイタケの菌打ち作業(200個)や田んぼの水溜りの排水作業を行いました。
3月28日の活動は、久々に大勢の仲間が顔をそろえ、畑作、休耕田の整備、倉庫代わりのビニールハウスの増築と幅広く取り組むことができました。
畑には一足早く春の雑草が出そろっていました。雑草を取り除き、畝を整備しながらエンドウ豆のネット張りと夏野菜のための畑づくりをしました。これからナガイモ、ゴーヤ、コンニャク芋などを植えていきます。
休耕田の整備をしました。湿気が多く土壌もよくないため、古くなっていた処分前の竹を休耕田で一斉に焼脚し、土壌改良に利用しました。会員の中で畑作の希望者がこれから増える見込みです。そのため一部の休耕田を今後は畑地として使用する予定です。また他の休耕田ではレンコンづくりに挑戦します。
水田も整備しました。4月には苗床作りと籾まきが必要となるため、今回の活動では、昨年使用した稲架の撤去や散らばっていた藁の片づけなどの作業を行いました。昨年まで2年間開催し好評だった「親子プチ里山農業体験」のイベントを今年も開催することとしました。その第1回目(田植え)を6月6日(土)に行います。募集要項は近く「木津川市広報」で紹介されます。6月6日は定期活動日には当たりませんが、会員の皆さんもぜひご予定ください。よろしくお願いいたします。
倶楽部の活動が活発になるにつれ備品も徐々に増えてきました。そのため倉庫が手狭になりました。現在は倉庫の横にビニールハウスを建て、急場をしのいでいますが、ビニールハウスも手狭になってきたため、現在の倍の広さに増築しました。梁をわたし、軒をわたしてビニールを貼りこみました。慣れない手つきで5人ほどで取り組みましたがなんとか作業を終えることができました。新しい拠点の鹿背山分校跡倉庫にはまだ備品を入れるスペースは十分あります。これから現地倉庫と新しい拠点での備品の分別が必要となってきます。ご協力をお願いします。また「鹿背山分校」ではやや誤解を招きかねないため活動拠点の新しいネーミングを募集中です。いいアイデアがあればお寄せください。
悲しい出来事がありました。会員が数年前に植え今年も開花を待ちわびていた桜が、大枝ごと切り取られていました。犯人は分かりません。バイオトイレも完備し、会員だけではなく市民が気軽に訪れられるようにと、木津川市とさまざまな協議を進めている中での出来事です。市民のモラルに訴えるしか方法はありませんが、会員のみなさんも現地を訪れる市民の方などを見かけましたら、ひと声かけるなどの対応をよろしくお願いします。
昼食はスパゲティナポリタン、ホタルイカとワケギのぬた和え、炊き込みご飯でした。ワケギは会員差入れの鹿背山産でした。当日現地の視察に訪れていた総合地球環境学研究所の熊沢輝一さんにも、「里山でこんな食事がでるなんて初体験」とお褒めの言葉をいただきました。
4月の活動スケジュール
4月の活動日は11日(土)、25日(土)です。いずれも現地集合は10:00です。
次回の予定活動内容
3月28日の活動記録
第120回活動(その1)参加者
垣見、坂本、松永、菅野でした。
第120回活動(その2)参加者
青葉、和泉夫妻、坂本、田渕、中野、西田夫妻、橋場、松尾、松永、宮園伸、大森、西村、 長尾、菅野でした。熊澤輝一氏(総合地球環境学研究所)がゲスト参加。
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