~立春過ぎの寒い里山での活動となる~

鹿背山倶楽部ニュース 第130号

伐採と畝づくり、階段の補修ほかをする

フキノトウが芽吹き始めた中で第119回「鹿背山倶楽部活動」が2月14日(土)に17名の参加で行なわれました。里山林の竹の伐採と畑での春植え野菜の準備、階段の補修ほかを行いました。また木津川市主催の「SATOYAMAフォーラム・現地体験」イベントも実施しました。当日は日本海側では大雪予報が出ていました。曇り空が寒い里山での活動の1日でした。

里山林の竹の伐採を行いました。1ヵ月ほど前に間伐作業を行った周辺を、再整備のため伐採しました。長尺の竹は広場まで搬出し、枝払いを行い、休憩所の屋根材の取替え材として、保管しました。また、里山林内に仮置きしておいた伐採竹も搬出しました。腐朽竹や唐竹、枝先の不要部は焼却しました。

畑では春植え野菜の準備のため畝づくりを行いました。昨年収穫した跡地は耕転していましたが、そこに堆肥や肥料を施し、耕転して畝を作りました。次回の活動日にはジャガイモ種芋(男爵2kg、キタアカリ3kg)の植え付けを行います。エンドウ豆やイチゴ、タマネギは暖かくなる春を待ちわびているようです。イノシシ被害にあい、前回の活動で補修した防護網は今回は侵入がなく、被害はありませんでした。

里山林として整備中の雑木林に登る階段の補修を行いました。階段の竹材の腐朽が進み、登りづらくなっていました。下の部分から腐朽材を取り除き、保管していた竹を寸法切りして、竹杭を打ち込み、横材を設置していきました。踏み面が水分を多く含んでいたため、砕石を敷いて踏み固めました。これからも補修作業を続けていきます。

水田の防護網は同じ箇所が繰り返し破られており、畦の土手部分が掘り返されていましたが、被害はありませんでした。水田内に残っている稲架や藁は雨水が一部に残り、水分が多く足元が悪いため、暖かくなって作業がし易くなってから、撤去したいと思います。

「第3回SATOYAMAフォーラム・現地体験」(木津川市主催)に「竹の間伐作業体験」として参加しました。昼前に地元の少年野球クラブの子供たち7名と引率者2名が訪れました。里山林内に登り、子供たちに伐採する方法や注意事項を実演して、2人一組で細い竹の伐採を体験していただきました。ノコギリを持つ機会が少なく、戸惑いもあったようでしたが、楽しく体験出来たようです。切った竹を短く切って、持ち帰る子供もいました
昼食はすき焼き丼に伊予柑でした。すき焼き丼は牛肉にハクサイ、チンゲンサイ、シュンギク、豆腐、糸コンニャク、収穫したシイタケ入りでした。活動終了後に役員会を開催しました。総会に向けての資料の整備や役員人事について、意見交換を行いました。

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竹の伐採(陽が差し込むようになる)

 

鹿背山のレシピ♪

今年も薄紫色をしたフキノトウが顔を見せました。3年ほど前に移植したものですが、竹に成長を阻まれているせいか、なかなか株が増えていきません。適当な場所に植え替えをしてあげようという会員の声も・・・。あと数年もすれば、昼食の食卓に並べられるようになるかもしれません。

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今年もフキノトウが顔を見せました

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具がたっぷりのすき焼き丼

第120回「鹿背山倶楽部活動」は3月14日(土)です.

現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。
畑での春植えの準備と野菜の手入れ、水田内と水路の整備、里山林の整備ほかを行います。少しは暖かくなると思いますが、体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。

 

2月活動予定

次回の活動は2月28日(土)に行います。午前中は現地での活動、午後は2014年度総会を開催します(欠席される方は委任状を提出してください)。多くの方の参加をお願いします。
 
2月14日(土)の活動記録

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耕転前に堆肥と肥料を施す

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耕運機での耕転

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階段材の竹材の加工

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下部から階段の整備

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子供たちの竹の伐採体験

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参加者の記念写真

 

第119回「鹿背山倶楽部活動」参加者

青葉、和泉夫妻、菅野、坂本、田渕、中尾、西田、橋場、松尾、松永、宮園伸、大森、垣見、加藤、宮園敏、長尾でした。