~穏やかな師走の里山での活動となる~

鹿背山倶楽部ニュース 第128-2号

参道の整備と畑の手入れ、休憩所の掃除ほかをする

センリョウの赤い実がなる中で第117回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が12月21日(日)に10名の参加で行なわれました。初詣に通る山路の整備とジャガイモとダイコンの収穫、休憩所内外の掃除、門松づくりほかを行いました。今年の最後の活動となりましたが、前日の雨もあがり、比較的穏やかな里山での活動の1日でした。前日の自主活動日が降雨だったため、1日延期しての活動でした。

初詣に通る山路の整備を行いました。水田の横から入り恵比寿神社に向かう、地元の人たちが使っていた山路があることが分かりました。途中までですが、落ち葉で被われていて、水はけも良い道です。途中から先は、今年まで通っていた道を使用することになります。使うことが少なかったため倒竹や倒木が多く、足元も雨水を含んでぬかるんでいるところが多数ありました。支障となる倒木竹はノコギリやナタで切り取りましたが、意外に多くの量がありました。段差のある箇所は滑り易いため、気をつけて歩く必要があります。整備をしながら神社まで約1時間かかりました。帰りは再確認をしつつ同じ道をとおりましたが、楽しみにしていたフユイチゴは時期が過ぎたようで、赤い実を収穫できませんでした。
畑ではジャガイモとダイコンの収穫を一部は正月用に残して行いました。来春の植え付け準備として、収穫した畝と以前ジャガイモを収穫していた畝に牡蠣ガラ化成肥料と連作緩和剤、バーク堆肥を施し、耕運機で耕転しました。エンドウ豆の畝には保温の藁を敷き、誘引のワラ立てをしました。もう少し生育したらネット張りと誘引を行います。タマネギは順調に育っています。有機配合の化成肥料を施しました。イチゴは葉を多くつけてきました。ビニールで防寒を行います。
休憩所内外の整備と清掃をしました。道具の確認や収納箇所の移動、スチール物置内の整頓、不要物の廃棄などを行いました。空ガスボンベやビン類、鉄類もまとめて処分しました。休憩所のテントを支えている梁の竹は適当な竹を切り出し、年明けにも取り替えたいと思います。
門松づくりを行いました。門松に適した太さのマダケを切り出し、汚れていた表面を洗うと鮮やかな黄緑色になりました。大瓶に砂を入れ、中心部に頭を斜め切りした3本の竹をシュロ縄で結束して組み立て、足元に紅白の葉ボタンを植え込み、赤い実のナンテン、梅の切り枝を添え、正月飾りを竹に結わえて完成としました。鹿背山倶楽部の里山も迎春の準備ができました。
昼食はカレーと味噌汁でした。カレーは牛肉にタマネギ、ジャガイモ、ナスでした。味噌汁はハクサイにモヤシ、ネギ入りでした。暖かい食事は冷えた体を癒してくれました。

12月21日(日)の活動記録

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山路を塞いでいた多くの倒竹を撤去

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大きな倒木をノコギリで撤去

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ジャガイモ(アンデス赤)の収穫

収穫後の畝に施肥をして、耕運機で耕転

収穫後の畝に施肥をして、耕運機で耕転

タマネギに有機配合の化成肥料を施す

タマネギに有機配合の化成肥料を施す

ビオトープ池を竹材で補修

ビオトープ池を竹材で補修

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春を迎える門松も完成

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参加者の記念写真

第117回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

青葉、和泉、児嶋、菅野、西田、橋場、田淵、垣見、宮園伸、長尾でした。

会員各位

今年も皆様のご協力を得て、事故やけが人もなく、楽しく活動ができました。未年も自然豊かな里山で楽しく、いい汗をかき、語り合いましよう。

~冬晴れの穏やかな里山での活動となる~

 

鹿背山倶楽部ニュース 第128号

恒例の餅つきと忘年会を開催する

 里山の紅葉と落葉が進む中で第117回「鹿背山倶楽部活動」が12月13日(土)に36名の参加で行なわれました。午前は恒例の餅つき大会、午後は都市再生機構学研本部の食堂をお借りして忘年会を開催しました。餅つき大会は心配された降雪も無く、穏やかな活動の1日でした。

午前は餅つき大会を開催しました。朝は寒波が近づくなかで、里山には霜が降りて、一面の白景色で空気が冷たく、 寒さを肌で感じる中で始まりました。焚き窯を3ヶ所設置し、事前に準備してあった割り竹や薪で湯を沸かしました。昨年の餅つきで1つの羽窯を空焚きして、 底を溶かしてしまったために、地元の方や知人から羽窯を2個お借りしました。セイロは5個使用するため、下に置く竹すだれを1枚手作りしました。餅米は購入米が約30kg、 今年収穫した緑米(もち米)を精米して約10kg使用しました。前夜に洗った餅米をセイロに約2升入れて、順に蒸しました。蒸しあがった餅米は温めておいた石臼に入れてつきました。 2箇所の火口を使って蒸したため順調に進みました。会員も慣れて来たことで、つき方も杵取りも熟練の域に達してきました。杵取りはさすがに素手で扱うのには熱く、苦労しました。
杵音が里山に響くなか、大人に混じりプチ里山農業体験参加の子供たちや母親も、今や体験する機会が少なくなった臼杵を使った餅つきを体験しました。つきあがった餅は子供たちも母親に教わり、餡餅づくりに挑戦しました。「うまく丸くなった」とか、「餡がうまく中に入らない」など賑やかに、自分で作った餡餅をさっそく味わっていました。今年は女性会員が事前に摘み取り、蒸して作ったヨモギや桜エビを用意し、粒餡餅やきな粉餅、大根納豆餅、揚げゴマ餅、小豆を煮て作ったぜんざいなどを作りました。 昼過ぎに全てがつきあがり、今年の餅つき大会も無事終えることが出来ました。火を始末し、道具や汚れ物を洗い、丸め台の机等の後片付けを全員で行いました。プチ里山農業体験参加者の3家族の人たちも満足していただきました。
午後は学研本部の食堂をお借りして、忘年会を開催しました。この1年の思い出や反省、来年への希望を熱く語り会いました。今年は農産物が豊作でした。経験豊かな会員の指導で、こまめに手入れしたことが良い結果につながったと思われます。

また、民間企業のCSR活動の支援や助成金対象の森林の保全活動、地元の小学校の児童や先生達への保全活動の紹介など対外的な活動の機会も多く ありました。
料理はおでんと2種類の鍋物でした。前日にはいつも好評のおでんの仕込みを行いました。食育班のベテラン担当者が食材を買い揃え、調理して仕込みを行いました。おでんは牛すじと昆布を出汁にした薄めの醤油味。材料は、はんぺん、コンニャク2種、チクワ、チクワブ、ジャガイモ、煮抜き卵、収穫した大根とサトイモなどでした。味がよくしみ込んだおでんでした。鍋物はちゃんこ風鍋でした。羊年の安全と豊作を祈念して、解散としました。
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里山に杵音が快く響く

第118回「鹿背山倶楽部活動」は1月10日(土)です。
現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。
未年の活動の安全と豊作を祈願して恒例の恵比寿神社への初詣をします。また、雑煮をいただき新しい年を皆さんで祝います。活動は軽微な畑の手入れと水田の整備を行う予定です。寒い中ですが多くの方の参加をお願いします。
12月活動作業予定

自主活動日は第3土曜日の12月20日(土)に行います。雨天等中止の時は翌日21日(日)に延期します。初詣の参道の整備、休憩所内外の整理と掃除、畑の手入れ、門松づくりほかを行います。寒い中ですが多くの方の参加をお願いします。なお、第4土曜日の12月27日(土)は中止とします。

12月13日(土)の活動記録
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蒸しあげの2つの窯と継ぎ足し湯の沸し窯

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女の子も元気に餅つきに挑戦

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丸めた餡を餅で包み、丸める

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子供やお母さん達も餡餅の丸めに挑戦

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餅つきの参加者の記念写真

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アルコールも入り、語り合う忘年会

第117回「鹿背山倶楽部活動」参加者

青葉、和泉夫妻、大岩、加藤明子、杵島、児嶋、菅野、坂本、田渕、西田夫妻、橋場、松尾、松永、宮園伸、山村、大森、大坪、垣見、加藤、新村、中川、宮園敏、 プチ里山農業体験参加者(岩城さん家族、田畑さん家族、津矢田さん家族)、長尾でした。

餅つきの様子を撮ったスナップショットです。

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