~苗代のモミが発芽を始める~

 鹿背山倶楽部ニュース 第132-2号

水田の耕転、夏野菜の植えつけを行う

 鹿背山の木々が色とりどりに芽吹いています。週末としては久々の好天に恵まれた4月25日(土)、鹿背山倶楽部の第122回活動が15名の参加で行なわれました。水田の耕転と水路の補修、夏野菜の植えつけなどの作業を行いました。

耕運機を使って水田の耕転作業を行いました。水田はこれからの田植えに備えて土をよく撹拌しておく必要があります。昔の稲作では、手作業や牛馬にすきを引かせるなど重労働でしたが今は比較的手短かな作業時間で済ますことができます。鹿背山倶楽部では田植えは昔ながらに一列に並んで手植えで行いますが、文明の利器はちゃんと利用、今回も小型の耕運機が活躍してくれました。
水田への導水に備え排水路の補修を行いました。水量管理、水温管理が稲作には欠かせません。冷たい谷川の水を引き込み温めて取水できるよう、排水路の工夫も必要です。前回の活動日に苗代に播いた籾ダネがぽつぽつと発芽を始めました。6月の初旬には田植えを予定しています。生育を促進できるよう、ビニールシートで覆い、トンネル形状にしました。
畑地では夏野菜の植えつけをしました。夏野菜は、トマト、ナス、トウガラシ、ピーマンの苗を植えました。サツマイモの植えつけも行い、あわせてジャガイモの施肥を行いました。
玉葱の収穫も少し試みましたが、小ぶりのままで、今年は生育が遅れているようです。日照時間が少なかったせいでしょうか。次回活動日には一斉に収穫したいと考えています。
活動広場横に前回までに設置したビニールハウスの上部に雨水が溜まっていました。躯体とビニールのわずかな隙間に雨水が溜まり始めていたようです。改めて貼り合わせの修理もおこないました。
昼食には鶏肉とタケノコのスープ風春雨入りと炊き込みご飯を作りました。今年はタケノコが豊作で会員の自宅では連日タケノコ料理でにぎわってきたようです。このためタケノコの定番料理を避けて、スープ風煮込みとしました。具材はネギ味噌をつけて食べましたが、また変わった味が楽しめたようです。炊き込みご飯は、会員の差入れのワラビを使い、ジャコといっしょに炊き込みました。今年のタケノコシーズンも、モウソウチクのタケノコはもう終わり近くです。これからはマダケ、ハチクのタケノコが楽しめると思います。

次回の活動予定

次回の活動は5月9日(土)午前10時~午後3時です。
畑は夏野菜の管理及びタマネギの収穫(早生のみ)、水田は水を張り代かきの準備と水田周りの草刈をおこないます。

4月25日(土)の活動記録

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耕運機による水田の耕転

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水田周りの草刈り

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雨水が溜まったビニールハウスを修理

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サツマイモの植え付け

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秋の収穫が楽しみです

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昼食作りも真剣に

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ワラビ炊き込みご飯とタケノコのネギ味噌

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参加者の記念写真

第121回(その2)「鹿背山倶楽部」活動参加者

青葉、和泉、大森、垣見、児嶋、坂本、田淵、中野、西田、西村、橋場、松尾、松永、宮園、菅野でした。

~タケノコの季節が到来~

鹿背山倶楽部ニュース 第132号

水田の手入れとイモ類の植え付けを行う

前日の夜から降り続いていた雨がやっと上がった4月11日(土)、鹿背山倶楽部の第121回活動が16名の参加で行なわれました。一部未完成なまま残っていたビニールハウスの仕上げ、コンニャク芋や長芋の植え付け、田植えに備えての水田作業などを行いました。

雨はあがったものの、まだ雑草も湿ったままです。あちこちに水たまりが見えます。足元の悪い中ではありましたが、泥まみれになりながら、なんとか予定した時間までに活動を終えることができました。

畑作業はコンニャク芋、ナガイモの植え付け以外に、伸びた雑草の処理、夏野菜の植え付け準備をしました。ナガイモの栽培は一昨年から始め、収穫してきました。ただ昨年は少し灌水が不足気味だったようで、発育不全が見られましたので今年はその点の改善を工夫しました。今年も大きなナガイモの収穫を期待したいものです。コンニャク芋は鹿背山倶楽部では初の挑戦です。湿地になっていた休耕田の跡地に植え付けました。秋には大きなコンニャク芋の姿が見られることでしょう。

夏野菜の植えつけの準備をしました。畑地の土を活性化させるため、耕運機を使い、耕転作業を行いました。次回の活動日には夏野菜を植える予定です。

降り続いた雨による流入が多く、水田作業は大変でした。田んぼに足を取られながらの作業でしたが、何とか苗代を作ることができました。雨量が増えたため、苗代の取水口が崩壊していました。土のうを積み上げて修復したうえで苗代に水を引き込みました。2~3日後に籾まきをして苗を育てる予定です。

午後にはタケノコ掘りを行いました。鹿背山の竹林は昨年のタケノコは不作でしたが、今年は大きいタケノコを多数収穫することができました。タケノコの収穫量も年によってオモテ、ウラがあるのでしょうか。さっそく昼食にタケノコご飯として利用し、焼きそばとともにメニューとして活用しました。また、一人当たり3~4本を手土産として持ち帰-ることもできました。里山の恵みに感謝の一日でした。

次回の活動予定

次回の活動は4月25日(土)午前10時~午後3時です。
 

水田の耕転や畦道などの草刈り、畑では夏野菜の植え付けを行います。多くの方々の参加をおねがいします。

4月11日(土)の活動記録

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ビニールハウスの仕上げ

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今年の初掘りに挑戦

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大きなタケノコがたくさん

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苗代づくりをおこなう

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苗代が完成。籾まきを待つ

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ティータイムで一服

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明るい日差しの下で

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参加者の記念写真

第121回「鹿背山倶楽部」活動参加者

青葉、和泉夫妻、大岩、大森、垣見、児嶋、坂本、田淵、中川、中野、西田、橋場、松永、山村、菅野でした。

おしらせ

4月22日(水)は、積水化学工業のCSR活動の支援日となっています。参加予定の方には後日、詳細につきましてご連絡します。また、平日の活動ですが、参加ご希望の方がありましたら、菅野会長の方にお問い合わせ下さい。

 

~穏やかな春の日差しに包まれて~

     鹿背山倶楽部ニュース 第131号

休耕田の土壌改良などをおこなう

やっと訪れた穏やかな春の日差しに包まれて、鹿背山倶楽部第120回活動(その2)が3月28日(土)に16名の参加で行なわれました。

前回3月14日(120-1)の活動は冷たい雨にたたられ、参加も4名と低調でした。この日は新しく倶楽部の活動拠点となった鹿背山小学校(分校)跡倉庫の鍵の取り扱い方法を市職員の方に教えていただき、午後からはシイタケの菌打ち作業(200個)や田んぼの水溜りの排水作業を行いました。

3月28日の活動は、久々に大勢の仲間が顔をそろえ、畑作、休耕田の整備、倉庫代わりのビニールハウスの増築と幅広く取り組むことができました。

畑には一足早く春の雑草が出そろっていました。雑草を取り除き、畝を整備しながらエンドウ豆のネット張りと夏野菜のための畑づくりをしました。これからナガイモ、ゴーヤ、コンニャク芋などを植えていきます。

休耕田の整備をしました。湿気が多く土壌もよくないため、古くなっていた処分前の竹を休耕田で一斉に焼脚し、土壌改良に利用しました。会員の中で畑作の希望者がこれから増える見込みです。そのため一部の休耕田を今後は畑地として使用する予定です。また他の休耕田ではレンコンづくりに挑戦します。

水田も整備しました。4月には苗床作りと籾まきが必要となるため、今回の活動では、昨年使用した稲架の撤去や散らばっていた藁の片づけなどの作業を行いました。昨年まで2年間開催し好評だった「親子プチ里山農業体験」のイベントを今年も開催することとしました。その第1回目(田植え)を6月6日(土)に行います。募集要項は近く「木津川市広報」で紹介されます。6月6日は定期活動日には当たりませんが、会員の皆さんもぜひご予定ください。よろしくお願いいたします。

倶楽部の活動が活発になるにつれ備品も徐々に増えてきました。そのため倉庫が手狭になりました。現在は倉庫の横にビニールハウスを建て、急場をしのいでいますが、ビニールハウスも手狭になってきたため、現在の倍の広さに増築しました。梁をわたし、軒をわたしてビニールを貼りこみました。慣れない手つきで5人ほどで取り組みましたがなんとか作業を終えることができました。新しい拠点の鹿背山分校跡倉庫にはまだ備品を入れるスペースは十分あります。これから現地倉庫と新しい拠点での備品の分別が必要となってきます。ご協力をお願いします。また「鹿背山分校」ではやや誤解を招きかねないため活動拠点の新しいネーミングを募集中です。いいアイデアがあればお寄せください。

悲しい出来事がありました。会員が数年前に植え今年も開花を待ちわびていた桜が、大枝ごと切り取られていました。犯人は分かりません。バイオトイレも完備し、会員だけではなく市民が気軽に訪れられるようにと、木津川市とさまざまな協議を進めている中での出来事です。市民のモラルに訴えるしか方法はありませんが、会員のみなさんも現地を訪れる市民の方などを見かけましたら、ひと声かけるなどの対応をよろしくお願いします。

昼食はスパゲティナポリタン、ホタルイカとワケギのぬた和え、炊き込みご飯でした。ワケギは会員差入れの鹿背山産でした。当日現地の視察に訪れていた総合地球環境学研究所の熊沢輝一さんにも、「里山でこんな食事がでるなんて初体験」とお褒めの言葉をいただきました。

4月の活動スケジュール

4月の活動日は11日(土)、25日(土)です。いずれも現地集合は10:00です。

 

次回の予定活動内容

畑作ではジャガイモの芽かきと施肥、ナガイモやコンニャクの植え付け、夏野菜向けの畑作りをします。水田では苗床作りと籾まき(赤、黒、緑米)、耕運機による耕転作業を行います。今年もタケノコの時期が近づいてきました。タケノコ掘りも行う予定です。

3月28日の活動記録

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新しい畑での春植え野菜準備

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耕運機による耕転作業

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休耕田に堆積していた廃棄竹の焼却

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ビニールハウスの増築作業

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ソメイヨシノの主幹部が盗伐される

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参加者の記念写真

第120回活動(その1)参加者

垣見、坂本、松永、菅野でした。

 

第120回活動(その2)参加者

青葉、和泉夫妻、坂本、田渕、中野、西田夫妻、橋場、松尾、松永、宮園伸、大森、西村、 長尾、菅野でした。熊澤輝一氏(総合地球環境学研究所)がゲスト参加。

 

お知らせ

今年度の会費が未納の方がおられます。菅野会長か総務担当幹事の加藤さんのほうに納めてください。
ニュースにも記載しましたが、6月は定期活動日以外にも6月6日(土)に田植えを行います。6月12日は定期活動日として活動を行いますが、餅つきとバーベキュー大会を実施する予定です。ご期待ください